国際比較編

[i032]

ニュージーランド



OECD"Education at a Glance"各年度版ほかより作成した、52ヶ国とOECD平均・合計の高等教育進学率・高等教育費の対GDP・政府支出比率、公費負担比率の推移です。

ニュージーランドの進学率は大学・非大学型とも高く、2000年前後に100%を超えている。一方で高等教育費の公費負担はGDP比で減少しており、2000年代には高等教育費全体の6割を占めるのみとなっている。1984年に成立したロンギ政権(労働党)が徹底的な民営化路線を進めており、公的支出GDP比の低下はその影響を受けたものと考えられる。なお、ニュージーランドの民営化は自然科学系の優秀な学生が国外に流出するほど高い学費をもたらしたといわれる(東京大学教養学部学生自治会 2004: 88)が、公的負担比率は2000年代でも6割前後を保っている。



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管理人:wriver
Last Update:2009/11/10